
株主優待100銘柄取得が2020年の目標!みぞりぬ(Twitter@mizorinu)です。
先日、以下のツイートをしました。
【最近気になる優待株】
💹ラックランド(9612)✓ 年4回優待
✓ 配当性向約25%
✓ 総合利回り6%超
✓ ここ数年増配傾向
✓ クロス難易度高め?現物100株保有しておけば
家庭の食卓が賑やかになりそうです👍
2番底があるなら狙いたいかも😎#株主優待#2番底があるとは言っていない pic.twitter.com/DIj8mFRXF4— みぞりぬ@元貯金派の妻と資産形成中 (@mizorinu) May 28, 2020
株主優待と言えば年1回か2回が普通ですので、4半期に1回も株主優待が貰えるのは嬉しいですよね。
ただし株主優待が魅力的でも、投資先として難があるのはちょっと…とためらう方もいるかと思います。
この記事ではラックランド(9612)の銘柄分析を行い、投資に値するか検証します。
1.企業紹介
株式会社ラックランドは、主に食品や飲食関係の店舗に係る企画から設計、施工までをトータルで行う企業です。
出典;ラックランドHP <https://www.luckland.co.jp/jigyonaiyo/index.html>
特に強みを持っているのが、創業当初から培ってきた冷凍冷蔵技術です。
例えばHybridICEという製氷機を用いると、従来の冷凍技術と比較して約20倍のスピードで鮮度を保ったまま水産品を急速冷凍できます。

株主優待品も急速冷凍されて送付されているかもしれません。
2.株主優待
株主優待の内容は以下のとおりです。
出典;ラックランドHP <https://www.luckland.co.jp/ir/incentives.html>

年4回の株主優待は嬉しいわね!

食卓が華やかになりそうで良いよね!
フォロワーさんによると、優待品は非常にオススメのようです。
★ごまさん
ラックランド現物でもってます🤗
年4回の優待は魅力的だし、優待で東北の復興支援してるのがいいなと思ってます✨
夕飯のおかずになるので主婦的におすすめです🐟#含み損あり— ごま (@gomagoma1187) May 28, 2020
★くまちょこさん
ラックランドの優待、いいですよね😊
売っちゃいましたが、以前保有してました😆
年安1,261円か…ここで買えてれば…
タラレバ😂😂— くまちょこ@株主優待好きの主婦 (@kuma_choco12) May 28, 2020
1点注意すべきなのがご当地こわけです。
主に東北地方の名産品を選べますが、2,500円以上の値段設定のため追加料金が発生します。
メルカリでの相場は1,000円程度になっていますね。
優待利回りは約6.5%(2020年6月1日時点)と非常に高水準です。
3.配当金
近年は減配が無く増配傾向にあります。業績悪化した2018年も配当金据え置きとなっています。
出典;バフェットコード <https://www.buffett-code.com/company/9612/>
配当性向は約20%とまだまだ増配余地があるので安心できます。
IR情報には「最低限、長期金利以上の利回りによる配当を目指す」とあります。
出典;ラックランド2019年12月期決算説明会資料
<https://ssl4.eir-parts.net/doc/9612/ir_material_for_fiscal_ym/74910/00.pdf>
日本の長期金利(10年物国債の利回りが基準)は1%未満と非常に低水準ですが、この文言を見る限り減配はあっても無配転落は無さそうです。
4.各種指標
投資先として検討するにあたり、各種指標を確認しておきます。
売上・営業利益は堅調に推移しています。
2018年は業績悪化も、翌年は盛り返しています。
出典;ラックランド2019年12月期決算説明会資料
<https://ssl4.eir-parts.net/doc/9612/ir_material_for_fiscal_ym/74910/00.pdf>
また自己資本比率は約30%、ROEは約9%、ROAは約3%となっています。
決して高水準ではありませんが、大きな問題は無いですね。
5.株主優待の改悪リスク
結論、株主優待の改悪リスクは低いです。理由は以下の2点です。
(1)東日本大震災の被災地支援
HPによれば、ラックランドは被災地(石巻市、女川町など)の復興物件を建築から設計、施工まで手掛けているようです。
株主還元を通じて東日本大震災の被災地支援をしようとする同社の強い思い入れを感じることができます。

株主優待品は社員にアンケートを取って決定しているようです!
(2)優待拡充のタイミング
年4回優待は2019年からですが、拡充発表は2018年10月に行われています。
2018年は同社が業績悪化により営業利益が落ち込んだ年ですから、株主優待による株主還元への強い思いが見て取れます。

経営悪化が理由で株主優待を廃止する可能性は低そうね。

あるとすれば減配が先だと思うよ。
6.まとめ
今回はラックランド(9612)の銘柄分析を行いました。内容は以下のとおりです。
・株主優待はかなり魅力的、改悪リスクも小さい
・総合利回り約7.7%(2020年6月1日時点)と高利回り
・近年は増配傾向、業績悪化した2018年も配当金を据え置いたのは安心材料
・経営指標は普通なので、今後も注視が必要
クロス取引に必要な一般信用売在庫も少ないので、現物保有したい銘柄ですね。
10年チャートは比較的堅調な推移です。
コロナショックで大幅に下落しましたが、最近は値を戻しています。

2番底があるようなら狙っていきたい銘柄です。

お読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
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